防災プロジェクト
繊維・ファッション業界に長年携わり、多くのファッションデザイナーやテキスタイルメーカーと仕事をしてきました。そのような中でファッション業界の枠外で、繊維・ファッション業界のお世話になった方々が従来通りに活躍できる場を私が構築することで今までの恩返しに繋がればと考え、本プロジェクト(ブランド名:ONE LIFE ONE)を立上げることにしました。
概略
防災用にも使用可能で、デイリーに使用することもでき、部屋に置いてあっても違和感のないスタイリッシュなバックパックを製造しました。
本物思考を目指し、米・特殊部隊が3日間のオペレーション(訓練)に持っていく“A-3パック”をベースにし、タウン用にリデザインした上で、使用する素材、縫製ともに日本製にこだわりました。
プロダクトの紹介
■ポイント①:米軍A-Ⅲ-Packモデルをリデザイン!
■ポイント②:Made in JAPANの高撥水コート生地を採択!
表面
表面の素材は、通常トレンチコート等に使用されるコットン100%の服地用素材に撥水加工を施し、中雨程度であれば弾くようにしております。デザイン的には元々の米軍A-Ⅲ-Pack特有の武骨さを和らげ、シンプルさを軸にどんなタイプのファッションにも親和性があるようにしてあります。また、一番表側になりますスリップポケット部分は入れやすいさを考慮し入れ口を斜めに設計しております。そして各ファスナーは、開閉をスムーズに行えるようにYKKの大き目のファスナーを使用し、ファスナー先端にスェードのストラップを付属しております。
背面
背面の大部分を占め、背中との接触面となる部分にはダブルラッセルの3Dメッシュを使用し通気性を確保しております。また、ショルダー部分の内側(身体との接触面)にも背面同様のダブルラッセルの3Dメッシュを、対面側には表面と同じコットン100%の服地用素材を使用しております。また、本体背面とショルダーの内側(身体との接触面)に使用しているダブルラッセルの3Dメッシュのさらに内側には、厚手のウレタンを入れ、実際の加重を軽減できるようにし、さらに6分割することで背負った際に人の背中の丸みに沿うように設計しております。
上面
バックパック上部には、硬質ナイロンのテープを持ち手として使用しております。この持ち手の部分ではあえて、セルビッチデニムでよく見られる通称“赤耳”が見えるように仕様しております。
本体とショルダー
バックパックの弱点との言われることが多い、本体とショルダーの接合部は本バックパックを大容量にしていることもあり重い荷物を入れた際にもっとも負荷がかかる部分になります。本体とショルダーの破れ、剥離、引き裂きを回避するために手間のかかる往復縫製を施し、強度を高めております。
側面とサイドポケット
両側面の素材も表面と同素材を使用しており、メインパック及びカーゴポーチのファスナー終始地点にタブを付けて、タブを持ちながらファスナーを動かすことでファスナーの開閉をスムーズに行える設計しております。また、両側面のメインパックの幅になる部分にサイドコンプレッションベルトを付け、荷物の量やデザインに応じて変化できるようにしております。そして、両側面の最下部には外部サイドポケットを付けており、ペットボトルや折りたたみ傘等を収納が可能です。(片側の側面のみにブランドロゴをプリントしております。)
PCスロットル
メインパック(メインコンパートメント)の内部には、15.6型ワイドのノートPCがすっぽり入るPCスロットルを配置しております。※上部の撮影画像でのノートPCは、15.6型ワイド(縦:24.5cm×横:36 cm×幅2 cm)になります。